「合気道 」って聞いたことある?
昔は格闘術を「柔」とか「柔術」と呼んでいて、明治に「組んで行う柔道」と「突き・蹴りを中心にした空手」に分かれて行ったんだ。でも柔術の中には、まだまだ沢山の技があって、その残された技を大正のはじめに植芝さんという先生が、現代に向く稽古としてまとめたものが「合気道」なんだ。
合気道の特徴として、他の武道に比べ精神性が重視されているから、試合がないんだよ。「相手を倒す」という考えがないんだ。もし試合を行えば「必ず勝ちたい。相手を倒したい」という執着心が生まれてくるよね。
心身の鍛練を通じて、健康な体となにごとにも動じない強い心をつちかうために稽古をしているんだ。合気道は、命の大切だがうたわれる現代にふさわしい、「和」の武道ともいわれているんだよ。
豊岡市では、合気道を知っている人は少ないけれど、世界95カ国、200万人が稽古していると伝えられているよ。「相生会 合気道但馬道場」では、一般部と少年部(小学生の男女)のクラスがあって、体験教室も開催しているから、おうちの人と一緒に「合気道」を体験してみてね。
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